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からっぽのソネット

撮 Shinjuku



撮 Shinjuku_b0178351_11573219.jpg



PENTAX *ist DS + smc PENTAX-FA 43mmF1.9 Limited



 一月三日。フジヤカメラの新春初売り「お年玉ポイントカード」を買う目的で、某サークルの先輩と中野新宿界隈を散策。三箇日の副都心の様相は、水を打ったような静けさでありました。併しながら、毎年恒例のフジヤカメラの新春初売りには、初春の寒さを物ともせずに並ぶツワモノたちの列が。寒空のもと、しんしんと冷え込むなか御苦労様です。かく云う僕も先輩と共に二時間弱並んでおりました。ツワモノたちの列を写真に収めておけばよかったなあ。
 結果としては、並び甲斐なく見事撃沈しましたが、僕は萎えず、開店前の本店の列に並び、開店とほぼ同時に事前に目を付けておいた「PENTAX *ist DS」を手中に収めていました。昨年末に、「PENTAX *ist D」のフォーカシングスクリーンが勝手に落下しまして、レンズの後玉そしてスクリーンマットにキズが。折角のPENTAX史上最高に見易いファインダーも、亀裂が入っていると何だか元気が萎えてしまいます。しかも深く抉れたようなキズになっていて、絞り込み測光時はもちろんのこと、開放付近で使っていても異常が見えてしまう。今回、たまたま「*ist DS」が7000円弱で出ていたのを確認したので、ハズレてしまったポイントカードの消費に、これを宛がいました。電子ダイヤルの不良はなく、中古としてはとても好い状態です。自宅に帰って、シャッター数を確認して見るに、凡そ3000枚でまずまずですね。ファインダーやスクリーンは極めてクリアーなので、いざとなったらスクリーンだけでも「*ist D」に移植するつもりです。併し、この「*ist DS」のシャッターフィールもなかなかだと思います。「*ist D」のような、伝説的な音ではありませんが、安っぽさのなかに切るのが楽しくなるような心地好いシャッターフィールです。天面にディスプレイが付いていて、スーパーインポーズ搭載、そして何よりペンダプリズムであることを考慮すると、防湿庫に眠る「K-m」や「K-x」「*ist DL2」より勝手が良いですね。単三電池駆動であることも嬉しい設計。持ち出す機会が増えそうです。
 中野周辺のカメラ屋さんを一通り巡った後に、電車で新宿駅へと移動し、新宿界隈を出歩く。これは僕に取ってお決まりのパターンになりつつあります。写真蒐集家として、茨の道をぶいぶい行軍中です。写真撮影の技術の向上よりも写真機蒐集に執着してしまう、これは僕の持つ一〇八の悪い癖のひとつです。佳い児は真似をしてはいけません。人として駄目になります。途中、フォーサーズの行く末に一抹の翳りがあるとおっしゃる先輩に「ペンタックスどうですか?」と強請りを掛けてみる。先輩が頬を摩りながら真剣に悩んでいる様子をみて、フォーサーズシステムの凍結がPENTAXユーザーの増加に繋がる!と云う妙ちくりんな発想を得て、なんだか嬉しいような悲しいような気分になりました。フォーサーズの将来が心配です。




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# by hamamirai | 2012-01-05 12:51 | 写真

撮 Jiyūgaoka



撮 Jiyūgaoka_b0178351_21542229.jpg



 今日から日記らしく手記らしく、写真にちょびちょび文章を付け加えていこうと思います。以下、駄文です。
 晩方、遥々関西の方から御出でなさったフクマル(@3x3mm)さんと自由が丘で待ち合わせ。東京は風の強い午後でした。Twitterにて、僕が「師匠」として深く敬っている方です。僕の一方的なアプローチである為、これは非公認。思い込みの激しい僕に対して、フクマルさんは僕を「弟子」とは思っていないでしょうね、きっと。微笑を浮かべながら、軽くあしらってくれます。ははは。今日はそんな彼女とぷちオフでした。
 Twitterにおいて調子付いてフクマル師匠を「ヒサコ・オオツカ」呼ばわりしていた時分がありました。「ヒサコ・オオツカ」とは、森見登美彦氏の著作に登場する癖の強いキャラクターのことです。容姿端麗であるのに、その傍若無人な態度を持ってして、悩める男子大学生を顎で使う女帝暴君です。僕が彼女をそう揶揄した経緯は端折ります、話がやや長くなります。そのこともあって、今日彼女にお会いする直前まで僕はびくびくしていました。出逢い拍子に、きっとその時の話を引きあいに出して、文句をぶいぶい云って僕をけちょんけちょんにやっつけてくれるものだと思っていたからです。人としての器が御猪口ほどに小さい僕は、待ち合わせ場所から逃げ出そうかと思った次第です。フクマルさん=大塚緋沙子の等式が、既に脳内に形成されていました。併し、実際にお会いしてみるに、僕の心配は杞憂に終わりました。彼女は、同著「四畳半神話大系」の活動漫画版明石さんをテレビの世界から現実世界へとポンと押し出したような容姿だったのです。そして勝手恐れた性格も、想像通りには至りません。とても気さくな方でした。
 自由が丘、都立大学、学芸大学、と、東横線沿線を幾らか談話をこなしながら撮り歩きました。うねうね動き回ったので、どういう経路でもって散策したかは記憶にありません。被写体を求めてちょこまかする師匠に比べて、視野狭窄な僕は鈍感です。才覚の有無を、僕は認知するほかありませんでした。矢張りフクマルさんは尊敬する人間に値します。感服です。僕の師匠です。
 散策の途中師匠は、フィルム現像のコツや、市橋織江さん風写真の撮り方、人生論、写真論、いろいろと薫陶を垂れ、僕はそれを熱心に聞き入れました。彼女の引き出しは尽きません。多芸多才です。こんなことなら、ICレコーダーを持参するべきだったと悔いております。それ程に、有意義な時間であったのです。途中、僕が舌を噛みまくって悶絶していたのをみて、師匠は「なんて大人しい子!」と思ったに違いありません。実際そうでありますが、今日は風が強くとても寒い冬の日であった為、唇がぷるぷる震えたのです。僕の体調が整っていたならば、もう少し、マシな対応が出来ていたと思える今日の反省です。僕を誤解しないで下さいね。


撮 Jiyūgaoka_b0178351_22515856.jpg







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# by hamamirai | 2012-01-02 22:55 | 写真

船上のぬくもりに触れて



船上のぬくもりに触れて_b0178351_17192351.jpg



あけましておめでとうございます。
新年は一日一枚の勢いで、ゆるゆる進めていければ好いなあ。頑張りますよ。




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# by hamamirai | 2012-01-01 17:31 | 写真